一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 【2026年1月】税務トピックスまとめ(個人・法人向け)

年明けの1月は、年末調整後の法定業務や確定申告準備が本格化する「実務処理の月」です。提出期限が集中するため、漏れ・遅れがないよう整理が重要です。


① 法定調書・給与支払報告書の提出(最重要)

1月は税務署・市区町村への提出業務が集中します。

提出期限

  • 法定調書合計表:2026年1月31日

  • 給与支払報告書:2026年1月31日(各市区町村)

主な対象書類

  • 給与所得の源泉徴収票

  • 報酬・料金等の支払調書

  • 不動産使用料の支払調書 等

実務上の注意点

  • マイナンバー・法人番号の記載漏れ

  • 支払先の区分ミス(個人 or 法人)

  • 電子提出(e-Tax/eLTAX)の形式エラー

👉 「年末調整完了=終わり」ではなく、ここまでがセット


② 償却資産税の申告(固定資産税)

事業者にとって重要な地方税対応です。

提出期限

  • 2026年1月31日

対象資産

  • パソコン、内装、工具、備品など

  • 少額減価償却資産(30万円未満)も対象

実務のポイント

  • 固定資産台帳との整合性チェック

  • 除却・売却資産の反映漏れ防止

👉 「会計と税務のズレ」が出やすい論点


③ 個人:確定申告の準備開始

2月の申告開始に向けて、1月は準備の山場です。

準備すべき資料

  • 源泉徴収票(給与・報酬)

  • 医療費控除の明細

  • ふるさと納税の寄附証明書

  • 保険料控除証明書

実務のコツ

  • 「集める」→「整理する」まで1月中に完了

  • 特に副業・不動産所得は早めに着手

👉 2月に入ってから動くと確実に詰まります


④ 個人:ふるさと納税(ワンストップ特例)の期限

前年分の締め処理です。

提出期限

  • 2026年1月10日(必着)

注意点

  • 1自治体でも申請漏れ → 確定申告が必要

  • 書類不備(マイナンバー関連)が多い

👉 税理士側は「確定申告前提」で整理するのが安全


⑤ 源泉所得税(納期の特例)の納付

中小企業で適用が多い論点です。

納付期限

  • 2026年1月20日

対象期間

  • 2025年7月〜12月分

注意点

  • 納付漏れは延滞税リスクが高い

  • 年末調整後の金額との整合性確認


⑥ 消費税:課税方式・インボイス対応の再確認

新年度に向けた見直しタイミングです。

チェックポイント

  • 簡易課税の適用可否

  • インボイス登録の有無

  • 仕入税額控除の処理方法

👉 「前年踏襲」でなく、一度立ち止まって見直すべき時期


⑦ 副業・個人事業:所得区分・申告方針の確定

確定申告に向けた最終判断です。

判断ポイント

  • 事業所得か雑所得か

  • 経費計上の妥当性

  • 赤字の扱い(損益通算可否)

実務リスク

  • 所得区分の否認

  • 過大経費の指摘

👉 「説明できるストーリー」を作ることが重要


⑧ 税務調査・問い合わせ対応の増加

この時期は税務署からの照会も増えやすいです。

想定される内容

  • 過年度申告の確認

  • 法定調書との突合

  • 消費税の処理確認

👉 証憑・帳簿の整備がそのまま防御力になる


まとめ

1月は「提出」と「準備」の両方が求められる月です。

特に優先度が高いのは以下の3点です:

  • 法定調書・給与支払報告書の提出

  • 償却資産税の申告

  • 確定申告の事前準備

この3つを確実に対応することで、2月以降の業務負荷を大きく下げることができます。

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