フロントエンドエンジニアとして主にコードを書きながら、Webデザインの学びを深めて数年が経ちました。最近では、ようやくその両方の視点が自分の中で噛み合い始めているのを感じます。
私がデザインに向き合う際、常に頭の片隅にあるのは「これがどう実装されるか」という視点です。
単に見た目が美しいものを作るだけでなく、デバイスごとの挙動、ホバー時のアクション、あるいはコンテンツが増減した際の変化まで。それらをあらかじめ想定してデザインを描くことは、一見すると制限のように思えるかもしれません。しかし実際には、この「実装の解像度」を上げることが、デザインを確かな形にするための不可欠な下準備になっています。
エンジニアリングの知識があるからこそ、無理のあるレイアウトを避け、運用のしやすい構造をデザインの段階から組み込むことができる。逆に、デザインの意図を深く理解しているからこそ、コードに落とし込む際の細かなニュアンスをこぼさずに再現できる。
「描く」ことと「組む」こと。この二つは別々の工程ではなく、地続きのものとして捉えることで、より精度の高い制作ができるようになってきました。
これからも技術とデザイン、双方の視点を等しく大切にしながら、より本質的な形を目指していきたいと考えています。