生成AI、特に文字を取り扱うChatGPTやClaude、GeminiなどはLLM(Large Language Model:大規模言語モデル)と呼ぶ。
LLM、特にClaudeを起因に「SaaSの死」というキーワードが流行となり、SaaS関連株が一斉に下落した。
では、本当に現在に世に出ているSaaSはLLMによって駆逐されてしまうのだろうか?
SaaS開発の現場にかなりの数関わってきた私としてはそんなことは一切無いと言い切れる。
SaaSをリリースするということはユーザーが快適に利用できるようにする責任が発生する。
LLMは責任は取れるのか?
取れないというのが厳然たる事実だ。
では、誰が責任を取るのか?
主に会社やエンジニアが責任を取るということだ。
もっと言うと、インフラ・SLA・運用開発・バグ修正・適切なリリース・インシデント管理・営業・サポート・企画・・・。
SaaSを開発・リリース・運用するのに、実際問題として様々な責任を取る面、人、部署が存在する。
では、なぜSaaS関連株は落ちたのか?
Anthropic(アンソロピック)のClaude Coworkのリリースがトリガーだ。
私もアプリをインストールして使ってみたけど、かなり便利だ。
これは確かにインパクトがある。
これをネタに、投資家達が仕掛けてSaaS関連の株が落ちたというわけだ。
X(旧Twitter)で「SaaSの死」というキャッチーなキーワードがさらに広まった。
そして次に同パターンとして見られるのは。
Anthropicがセキュリティ関連ツール「Claude Code Security」をリリースして、セキュリティ関連株が下落した。
では、既存のセキュリティツールが毀損されるか?
急には毀損されないといういのが私の見解だ。
すでにPCにインストールして安定稼働しているセキュリティソフトをわざわざ「Claude Code Security」に入れ替える人が急激に大量に出てくるか?と言うと、そうではないだろう。
※感度の高い人は入れ替えるかもしれないが。
私は仮想通貨や株を少々かじっている。
仮想通貨で一時期、マカフィー砲やイーロン砲というのがあった。
イーロン砲というのは、イーロン・マスクがX(旧Twitter)でビットコインやDogeコインのことを呟く度に価格が上がる、そのトリガーの投稿のことを指している。
イーロンも一時期面白がって、度々投稿していた。
当時のSECに何か言われた可能性もあり、あんまり呟かなくなったが。
マカフィー砲も同様だ。
つまり、そのときのトレンドリーダーの発言をトリガーにして大口たちが株価やチャートを操作しているのというのが真相だ。
稼ぐネタということ。
それに煽られた小口の養分トレーダー達が慌てて後追いをして勢いが付く。
そういう相場の構造となっている。
SaaS業界、セキュリティ業界の実態とは別の話ということだ。
LLMが進化してくるにつれ煽ってくる情報が世に溢れてきているが、しっかりと真偽を見極めていきたい。