エンジニアはつい、最新技術や洗練された構成に惹かれがちです。しかし、業務システムの現場では「技術的に美しいこと」よりも、「現場で運用できること」の方が圧倒的に重要です。
たとえば、非常に高度な仕組みを導入しても、保守担当が理解できず、障害時に誰も対応できない状態では意味がありません。ユーザーにとっても、画面が派手であることより、迷わず使えて、ミスしにくく、必要な情報にすぐたどり着けることの方が価値があります。
また、業務システムは一度作って終わりではありません。数年単位で改修・保守が続きます。そのため、引き継ぎやすさ、調査しやすさ、変更しやすさといった「運用目線」が非常に重要です。
技術選定では、「今いちばん新しいか」ではなく、「その現場で長く回るか」を基準に考えるべきです。システムは作ることより、使われ続けることの方が難しいのです。