一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

明日から10月ということもあり、朝晩はかなり涼しくなってきましたね。

秋は美味しいものが多いのでついつい食べ過ぎてしまう季節です。私も毎年この時期から体重が増えやすいので注意しないと(*_*)

 

 

さて、今回は食にまつわるお話です。

最近多いお悩み相談が、子どもが怒り始めると長い、暴れるという内容です。

コロナのこともあり、なかなか子どもたちのストレス発散の場所や機会も失われ、なおかつマスクや消毒などいつも以上に気を付けなければいけないことも増えているという状況もあります。

 

 

しかし、こんなふうにうまく感情をコントロールできない子どもたちの生活を伺っていると必ずと言っていいほどの共通点があります。

 

それはずばり「糖質の過剰摂取」です。

 

もちろん、多くの保護者の方が食べるものには気を遣われていることが多いですし、食事内容が全て悪いという訳ではないのですが、お子さんが口にする食べ物や飲み物で注意してもらいたいものが糖質なんです。

 

昔の理科の授業を少し思い出していただきたいのですが、糖質を一度にたくさん摂ると、インスリンと呼ばれる糖の分解酵素が身体から出てきますよね。

 

糖質がたくさん入ってくると血糖値が急上昇します。それを抑えるためにインスリンも大量に働き始めるので、しばらくすると血糖値が急降下します。

この、血糖値の急上昇・急降下が感情の起伏と大きく関係していると言われています。

 

 

もちろん、糖質にも血糖値が上がりにくいものもあるので一概にすべてが悪いわけではないのですが、注意が必要なものが

「果糖ブドウ糖液」と「白砂糖」

の2つです。

他にもコーンシロップなどもありますが、一番多いのはこの2つです。

 

 

感情整理が難しいお子さんの食生活を聞いてみると、お子さんが好きで食べている市販のお菓子やジュース、菓子パンなどに使われているのはご存じの方が多いかもしれません。

 

しかし、健康に良いと言われているシリアルやコーンフレーク、飲むヨーグルト、野菜ジュースなど、一見身体に良さそうに見える食べ物や飲み物の中にも果糖ブドウ糖液や砂糖がたくさん含まれているものが実は結構あるんです!

 

お子さんの健康を考えて与えていたものが実は感情の起伏を悪化させっていたなんてショックという方も多いかもしれません。

でも、気を付けていないと知らないうちに糖質の過剰摂取を招いていたということが実際には多いケースです。

 

全ての食べ物や飲み物からこういったものを取り除くのは今の日本の食生活ではかなり厳しいですし、まったく口にしてはいけないというものではありません。

おやつなどの間食での糖質の摂取目安量は成人女性でも15~20gくらいにと留めたいもの。計量スプーンで大さじ1程度です。

まだ身体が成長段階のお子さんたちは活動量も多いのでもう少し超えてもエネルギーとして使われることも多いですが、血糖値の乱れを招くのでしっかり検討は必要です。

食品表示欄を確認する癖をつけて摂取する量をきをつけるようにしていきたいものですね。

 

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石川 夏美

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