インフレの最大の原因は、モノやサービスの需要と供給のバランスが
「需要>供給」となっている状態である。
政府としての対策は、「需要抑制」と「供給強化となる。
政策目標は、物価上昇を抑制するための「物価安定」と
需要を減少させるための「賃金抑制」となる。
需要対策は「緊縮財政」「増税」となり、
供給対策は「競争促進」「生産性の向上」「自由化」「規制緩和」「民営化」「労働市場の流動化」「グローバル化の促進」となる。
現在の日本において、モノや資金がダブついているので
需要に対して供給が不足する事態は起こりづらい状態となっている。
また、一般的に紙幣を大量にすることでハイパーインフレが起こると言われているが、
現在の日本においては非常に起こりづらいと考えられる。
理由として、ハイパーインフレが発生した過去の事例を見ると、
内戦や戦争等で供給力が低下している状態で大量の紙幣を発行し、
異常な需要を生み出した場合が多いからである。