私は、ひっそりと児童文学も書いています。今回からは、児童文学について、書いていきたいと思います。
他の小説などと違い、児童文学は、そもそもそういうジャンルの名称ではありません。読者の年齢層を冠した文学の総称です。ゼロ歳児から中高生までが読者として設定されていて、童話、寓話、昔話、絵本、紙芝居、漫画、アニメ、ケータイ小説、ライトノベルなど、多種多様なジャンルがあります。(なお、ここでは、ケータイ小説やライトノベルは文学と言えるのか、などということを話題にするつもりはありません。)そして、その『対象年齢』こそが児童文学の世界の肝となり、絶対的な定義となります。