リスク管理と特に戦略はいろいろあるが、ここでは一般的によく使われるものを取り上げて紹介したい。
まずはリスク管理。プロジェクトを進めるうえで、まだ顕在化してはいないが、これから起きてQCDに影響を与える可能性があるものをリスクとして台帳にまとめる。
全てにリスクを記載すること不可能な(というか意味がない)ためどのリスクを台帳に乗せるかは上長やチームリーダに相談して決めてほしい。
管理として、良くあるのは発生確率と影響度の大きさを数値化して掛け算でリスクの大きさを図り優先度をつけるやり方がある。上位層向けの報告としてはきれいにまとまるが、そもそも台帳に乗せている時点で少なからず影響があるものしか記載していないはずなので個人的にはそこまで厳密に数値化にこだわる必要はないと思う。
戦略として最も一般的なのは【軽減】そのリスクが起きたときの影響をどう少なくするかだと思う。
これくらいの影響なら問題ない(戦略的に言うと【受容】)と言えるレベルまでは影響を減らすべき。
リスクがまとめられており、かつPJ影響が少なく許容できるレベルまで対策できていれば問題なくプロジェクトを進めることが出来ると思う。
ただ、管理することにリソースを取られて優先度が高い課題や作業が遅れるようなことがあっては本末転倒なので注意が必要。