一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 勉強メモ 「readlink」コマンドについて

今回は「readlink」について記載しようと思います。

「readlink」とは、シンボリックリンクのリンク先の名前を表示するコマンドです。

※シンボリックリンクとは、ファイルやディレクトリの別名となる小さなファイル
※シンボリックリンクを作成には、lnコマンドを使用
※シンボリックリンクを対象にしたファイル操作は、削除(rm)などを除き、元のファイルへの操作に置き換えられる

<コマンドの書式>
readlink [オプション] 対象

「readlink 対象」で、対象がシンボリックリンクだった場合、そのリンク先を表示します。
対象がシンボリックリンクではない場合はエラーになり、何も表示しません。
なお、シンボリックリンクのリンク先が別のシンボリックリンクだった場合、実際のファイルまでたどることはしません。
readlinkコマンドにオプションを与えると、たどるようになります。

<オプション>

「-f」
シンボリックリンクがパス階層の途中にあったり、連鎖している場合にもすべてのリンクを解決し、絶対パスに変換する。
指定したパスが存在しない場合もエラーにはならないが、階層の途中からディレクトリごと存在しない場合はエラーになる。
末尾のスラッシュ記号(/)を無視する

「-e」
シンボリックリンクがパス階層の途中にあったり、連鎖している場合にもすべてのリンクを解決し、絶対パスに変換する。
指定したパスが存在しない場合、またはシンボリックリンクのリンク先が存在しない場合にエラーとする。

「-m」
「-f」とほぼ同じだが、対象の途中に使用できなかったり、参照できないものがあったりした場合はディレクトリと見なす.

「-n」
最後に改行文字を出力しない。

「-v」
エラーメッセージを出力する。

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久米 大輔

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