一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

エンジニアの仕事をしていて思うのは、素直さが大切ということだ。

どんなに仕事が出来る人だったとしても、

・目の前のことを認められない
・明らかに正しいことを受け入れることができない
・自分の誤りを認められない

などという性格があると、接しづらい。

そのような人がプロジェクトの重要人物だった場合は、プロジェクトに混乱をきたすことになる。
重要ではない人物だった場合は、当たり障りなく参加してもらえればOKだが。

経験上、この部分を改善するのは難しい。
スキルとは別の領域の性格的なものだからだ。

何か大きなアクシデントがあって一度素直になったとしても。
持病みたいのもので、どこかのタイミングでまたこの性格が顔をもたげてくる。

だから、スキルが無くても正確が素直な人をプロジェクトに入れた方がうまく回る。

また、プロジェクトの人員選定の基本的なものとして、もう一歩先のスキルを持っている人がいるとベターだ。

そのスキルが洞察力だ。

まず、先を見通そう・裏に隠れているものを見透かそうという意志が必要だ。
そのような意志がない場合は、そもそも洞察力は身に付かない。

洞察力はスキルなので身に付けることが出来る。

先を見通そう・裏に隠れているものを見透かそうという意志に合わせて、先ほど述べた素直さがあれば身に付くのだ。
これがなかなか難しかったする。

例えば根拠が薄い思い込みの考えを元にしていたり、目の前の事実より自分の考えを優先したり。
そういうことをしていると、洞察力は身に付かない。

とりあえず、プログラミングではログに出力されているものが正であり、そこから筋道立てて考えていく必要がある。
設計時であれば、要件定義書などに書いてあるものを正として、その意図等を把握していくことが大切だ。

洞察力が無いと、言われたことをこなす単なるワーカーとなってしまう確率は高い。
また、素直でないと「使える」ワーカーにさえなれない。

土台として素直さ。
一歩先の洞察力というスキル。

エンジニアでもかなり必要なスキルだし、これを保持している人はエンジニア以外の仕事をしても通じるだろう。

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今成 匡志

IT業界20年、その中でフリーランスSEは10年になる40代エンジニアです。 新卒と35歳のときにリストラに会った氷河期世代でもあります。 個人的に最も興味あるのは、技術メインではなく「仕事が出来て稼げるSEはどのような性質があるか?」という点です。 もちろん技術そのものにも興味がありますし、技術がどのように世の中に使われているか?ということにも興味があります。 上に挙げたような切り口から記事を書いていきたいと思います。

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