前回はバックアップについて記載したので今回からリストアについてまとめます。
【前準備】
ADをリストアする際はActive Directory復元モードというセーフモードでWindowsを起動する必要があります。
Active Directory復元モードで起動すると、ログインおよび操作はセーフモード中のみ使用できるローカルの[Administrator]を使用します。
このユーザーのパスワードはADインストール時に設定した[復元モードのパスワード]を使用するため、
以下手順を実施する前に確認しておいてください。
【Active Directory復元モードでの起動手順】
1.[Windowsボタン]より[ファイル名を指定して実行]を起動します。
2.[msconfig]と入力して[OK]をクリックします。
3.[システム構成]ウィンドウが開いたら、[ブート]タブ を開きます。
4.[ブートオプション]の[セーフブート]にチェックをつけ、[Active Directory修復]を選択します。
5.[適用] – [OK]をクリックし、再起動確認ウィンドウで[今すぐ再起動]をクリックします。
6.サーバ再起動後、以下のユーザーでログインします。
ユーザー名:Administrator(ローカル)
パスワード:[復元モードのパスワード]で指定したパスワード
【Active Directory復元モードのtips】
・ADのサービスは停止した状態になっている
・セーフモードだが、リモートデスクトップでのリモート接続は可能
以上です、次回はリストアの実施手順を予定しています。