一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 東日本大震災から10年を経て思うこと

こんにちは!小杉です。

 

また今月も記事を書く時期になったのですが、

やはりネタがない!

 

いつもの通り、コロナの話題にしようかと思ったのですが、

もはやそれすら、書くことがなくなってきてしまいました。。

 

緊急事態宣言は延長して未だに一都三県は出ているわけで

あえていうとならば、いよいよワクチン接種が始まったということでしょうか・・

 

でもそれで記事を書くほどの知識もネタもないので、

ちょうどこの時期は東日本大震災から10年という節目となったため、

当時の自分の体験や思うことなどを綴りたいと思います。

 

私は2011年3月11日は、まだ会社員として埼玉県草加市にある、

とある常駐先にいました。

 

その日は会議があって、自分が一通り話したあと、他の出席者から

意見を聞いていたのですが、なんか揺れてるなーと思っていたら、

だんだん大きくなってきて、大きな地震が起きていることに気づきました。

 

その当時は、結構頑丈な建物の4階にいたので、

多少揺れてもあまり普段気にしていないのですが、あの日の地震は

全然大きさが違っていて、崩れてくるのではと思ってしまうくらいの

揺れに感じました。

 

正直どうしていいか全然判断できず、周りにいる人に合わせて

一旦建物の外に出ました。

 

とりあえず、自分のいるところには、特に被害もなく、

揺れも収まったので、一旦業務に戻ることになりました。

 

仕事場で、会議用に用意しているTVがあって、

この日は特別につけていたのですが、そこで東北に震度7(最初は6強って言っていた気がします)で

津波まで来ている映像が流されて、ものすごい危機感を覚えました。

 

というのも私の実家は青森で海沿いだったのです。

しかも大津波警報が出ていると。

心配だったので、母親に電話をしたのですが、何度かけても

つながらず、かなり心配になりました。

 

その後、千葉にいる叔母経由で実家は停電になってしまい、

避難命令も出ているので、近くの小学校で寝泊まりしているという

情報が確認できたので、ホッとしました。

(詳細はうろ覚えですが・・)

 

私の方は、電車が泊まってしまい、動く気配がまるでないのと

家が千葉県なので、歩いて帰るには現実的な距離ではないので、

会社で一晩過ごすことにしました。

もともと常駐先は24時間運用をしているところなので、

許可なども全くいらなかったのも幸いして、布団はありませんでしたが、

椅子の上などでなんとか寝ることくらいはできました。

 

翌日は土曜日だったので、業務もなく、ひたすらネットや

TVで被害状況や鉄道の運行情報をチェックしていました。

そうこうしているうちに、携帯電話が鳴って、出てみると

父親からでした。

 

父はいわゆる出稼ぎというのをしており、当時は滋賀県で仕事を

していて、地震としての被害はなかったとのことでした。

とりあえずこちらは無事だということ、実家の様子など、情報交換して

また5月の連休で帰るので、そのときに色々話そうねと言って電話を切りました。

 

ちょっと地震からそれてしまうのですが、

実はこの電話が、現在にいたるまで父と直接会話をした最後に

なってしまいました。。

 

この翌月に父がくも膜下出血で倒れてしまったのです。。

 

手術の結果、何とか一命はとりとめたのですが、脳機能障害がかなり大きく

意識はあるものの、言葉を発する事ができなくなり、

さらに体も動かせず、寝たきり状態で今も実家にいます。

 

この辺については、ほんとに長いお話になるので、

詳細はどこかで語れればなと思っています。

(そもそもこの記事誰もみてないでしょうから、別にいいかと思いますが・・)

 

さて、話を地震の方に戻すと、その後電車が動くようにはなったので

何とか乗り込んで、通常の3倍位の時間をかけて、ようやく家までたどり着きました。

多少食器が壊れていたりしていましたが、それほど大きな被害もなく

その点ではホッとしました。

 

ということで、幸いにも地震が起因する大きな被害は

それほどなく、社会の混乱には巻き込まれましたが、無事で入れたことは

良かったと思います。

 

ただ、あの津波の様子は本当にショックでした。

ほんとにあんなことが起きているのか、正直今でも信じられません。

 

ここ数ヶ月の間、youtubeで津波が押し寄せた時の動画を

よく見るのですが、それでも中々受け入れられない状態です。

 

なので、コロナが落ち着いたら、一度震災遺構など見に行ってみたいと

思います。

先にもいいましたが、実家が同じ東北で、海沿いに家がある自分としては

信じられないと思いつつも、他人事にはできないのです。

 

どうすればいいのかという教訓を刻むためと、

大きなダメージを受けた被災地の方へ何か支援(ごく僅かですが・・)を

したいと思っています。

 

地震が起きないようにとは言えません。

地球から見れば、別に普通の活動でしょうから、その上にいる人間のことなんて

何とも思っていないのが現実です。

 

なので、出来ることは、こういった事例から学んで

どう考えて、どう行動すべきかを常に頭に入れておく事しか

ないのかと思います。

 

さて、かなり長くなってしまいましたが、

この話題もかなり思うところはあるので、また記事に書ければと

思っています。

 

ではまた来月。。

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小杉 嘉

2017年4月よりフリーランスSEになりました。 ですが、プログラムは苦手です(笑) SEではありますが、昨年から作曲を勉強していて、いずれ公開したいなとひそかに考えています。

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