第九回 は、「小さなチーム、大きな仕事」というタイトルの本に感化された内容を
お届けします。(続編「強いチームはオフィスを捨てる」は「働き方革命」の内容です)
ビジネスは、利益確保と顧客獲得が、重要な条件でそのためのサービスなり商品が
なくてはならないわけです。ところがスタートアップの起業はこれを後回しにして
いることが多い。先進のビジネスでイノベーションを起こすにしても起業家という
立場以前に企業的であるという認識が必要です。
少人数で、利益の上がる商品やサービスを提供することが重要です。
現代は、簡単に地域や国境を超えて、多様な人とインターネットとクラウドソーシング
でチームを組み仕事を進めることができます。
さらには、リアルタイムな遠隔操作の時代にも突入してきてます。
さて、そこでもし事業の拡大が利益や影響力の確保だとするならば、それは一人当たりで
見ていけばいいでしょうか。影響力は個人的にも持つことが出来ます。
また、事業や企業には最適サイズがあり、人手が不足しているからと言って無暗に雇用する
と過剰な状態に逆に苦しめられます。
はじめはシンプルなアイデアと無くてはならないものだけで骨格を構成すればいいのであって、
そのためにITツールがあるといった考えです。
インターネットテクノロジーを活用するツールのために僕らはビジネスをしているのでは
ないのですからこれは、ロボットビジネスについても言えます。それらは、手段です。
それから、ビジネスをマネしてもいけません。もし見た目上、マネすることが出来ても
相手を追い抜くことはできないうえに、権利上の弊害や顧客の奪い合い、価格競争
にも巻き込まれます。無意味なことはやめてニッチあるいはオリジナルな市場で
もっと自分の顧客のためになることをしましょう。
そして、少数の大口顧客の言いなりにならないように注意しましょう。もし大口顧客が
望むままの商品やサービスを提供したら、多数の顧客を裏切りことになるかもしれません
し、そうなれば顧客への迷惑行為です。顧客からの希望は、希望であってすべて実現
出来るわけではありませんよね。それからプロモーションも不要になるくらいシンプルで
家でもよい商品やサービスを提供しましょう。熱狂的ファンが、ソーシャルネットワーク
で勝手に広めてくれます。
時間や場所に縛られない自由な働き方が選択できる業務はまだオフィスワークなどに限られて
ますが、この先ロボットが代替してくれる社会が到来すればどんどん増えるでしょう。
2021/03/17(水)Kansai_Ebihara