お世話になっております、THです。
システムエンジニアの仕事では、
後任の人に業務をお任せする引き継ぎの作業がときどきありますが、
ご年配に見える方に引き継ぎをする機会がたまにあります。
実際には定年も迎えられていないはずですが、
しっかりと引き継ぎできるのか多少不安になります。
こういった場合、いつもより細かく丁寧な説明を心がけるようにしてきました。
逆に、若い人に引き継ぐ場合は、要点を中心に説明することが多かったです。
しかしながら、新しく参画する人は誰でも、
そのシステム対する知識がほぼないということに気がつき、
人によって引き継ぎ方を変えるのはあまり良くないと思うようになりました。
相手がどういった部分に疑問をもち、悩むのかということを理解し、
引き継ぎ後の不安や不明点をゼロにできるように説明を工夫し、
ドキュメントを準備していった方が良いと今は思っています。
結果、引き継ぐ方の為になり、お客様の為になります。
また、引き継ぎを丁寧に行うことで、
具体的で分かりやすい説明ができるようになっていくものと思います。
これは、引き継ぎ以外の、会議での発言や設計の説明等にも応用が利くはずなので、
最終的には自分の為になるのではないでしょうか。
引き継ぎというのは、メインの業務のオマケのような作業に感じられますが、
設計、開発、構築といった工程と同じように重要な、
“技術”になり得るのではないかと思います。