一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • エクセル/マクロを使った時短術の模索

こんばんは、湖東フラワーの向です。

結論を先に言うと、適度に文明の利器に頼ることはとても大事で、そのための費用は惜しんじゃいけないという話です。
ちょっと農業っぽくないですが、最近すごく得心したことなのでここにまとめることにしました。

◎出荷伝票の作成が本当にイヤ!

農業をやっていると自身が作っている農産物にばかり目が行きがちなのですが、
身の回りの雑務に結構時間が取られていることが最近気になっています。
特に毎週販売先に出荷する時の伝票処理が面倒で…。

ちなみに、一般的な伝票作成の流れは以下の通りです。
①伝票に必要事項を入力する
②入力が終わった伝票を印刷する
③印刷した伝票を各販売先にFAXする
④FAXが終わったらそれぞれの伝票をまとめて出荷する荷物脇に置いておく

特に③が本当に嫌でした。
今でこそPCで伝票を作ってインターネットFAXで送信するようになりましたが、昔は手書き→手動FAXだったのです。
PCでできるようになったのでだいぶ所要時間は短くなりましたが、毎週出荷の度でルーティンの仕事をするのは苦行でした。

◎仕事の仕方が時代に取り残されている農業界

農業界ではオーダーのやり取りは(未だに)FAXと電話が主流です。
電話で注文のやり取りがまずあって、その後FAXで注文内容が届くという流れです。
毎週農産物を出荷する時の出荷伝票もFAXでやり取りしますので、非常にローテクな業界なんです。
令和になったのに未だにFAXって…!(笑)

私がこの業界に入った時に強烈な違和感と嫌悪感を持ったので、メールやLINEを使ったコミュニケーションを提案してみました。
半分くらいの方は理解・納得をしてくれたのですが、残りの方はこれらのコミュニケーションツールを日頃使わない(使えない)担当者なのです。
その方々はガラケーを今も使っているので、結局その方だけFAX…ということになり業務が増えることになります。
それくらい、農業界は遅れているのです。

◎やっとこさマクロを組んで半自動化に成功

最近になってマクロを使ったプログラムを組んでもらったのですが、ようやくひとつの理想形に落とし込むことができた感じです。
初めは自分で調べながらマクロを組んでいたのですが、やはり素人ですから理解するだけで時間がかかります。
最後は知人のシステム屋さんに頼んで組んでもらいました。
使ってみて、もっと早く頼むんだった…と思うくらい快適です。
さすがに伝票を作るのは自分でやらないといけませんが、PDFに出力した後はボタン一つで各販売先に送信してその後PDFデータの削除までしてくれます。
これはありがたい。

◎自分でやるべきこととアウトソースすることのバランスが大事

自営業をしていると、何でも自分でやろうとしてしまいます。
自立心があってそれはそれで良いのですが、ドツボにはまると全部自分で背負い込んでしまい、全部が中途半端になってしまいます。
これはまずい。

プロにお金を払うということはそのプロの時間を買うということです。
アウトソースできるところはどんどんしていって、自分が本当にすべきところに時間を割いていくべきだなーと改めて思いました。

今日はそんなお話でした。

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滋賀県にて、観葉植物のアンスリウムを生産しております。 ボリュームの大きさときれいな発色がウリで、最高の鉢花アンスリウムを全国にお届けしております。 また2児の父として、プライベートではイクメンとして日々子育てに向き合っています。趣味は読書・ゲーム・料理・ドライブです。

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