れんこんの収穫方法は鍬掘りと水掘りという掘り方があります。
れんこんは水が潅水している田んぼ(畑)に派生します。
鍬掘りは収穫する際にれんこん田の水を一旦抜いて、鍬で土を掘り起こし手で抜き取る手法です。
水掘りはポンプを使用して土を水圧で削り抜き取る手法です。
一般的にスーパー等できれいに水洗いされているものは水掘りされたれんこんで、泥付きのものは鍬掘りで収穫されたれんこんです。
そもそも鍬掘り水掘りとあるけども何か違いがあるのかという話になるのですが、ここが知られざるポイントなんです。
れんこんは土の圧を受けながら肥大するのですが、この圧がかかるほどれんこんの食感や粘りが変わります。
水掘りはポンプで水圧をかけて土を跳ねのけるのですが、これを続けていくと土が泥化していきます。
上の方は軟らかい土になり、下の方は固い土になります(一般的な栽培だと軟らかい土の中で肥大します)。軟らかい土の中で肥大したれんこんは土の圧力が少ないためか、粘りや食感が落ちます。
鍬掘りの場合、掘る深さを一定にし、毎年天地返しをしながら掘ります。すると土の圧力も一定で団粒構造も崩れない土となるので、粘りがありもちっとした食感が楽しめます。
掘り方の違いで生育面も味の違いも出てくるのですが、美味しいれんこんを食べたい方はぜひ土付きのれんこんを食べてみて下さい。
かなり端折って書いてしまったので、またの機会に詳しく説明しますね(笑)
私事ですが、10月より今シーズンのれんこんの収穫がスタートしますので、気になる方はぜひホームページのチェックよろしくお願いいたします<m(__)m>