CloudWatchはデータポイントからメトリクスを受け取り、それを使用し、CloudWatch Alarmなどを作成することができる。しかし、常にメトリクスがCloudWatchに送っているのではなく、場合によってはメトリクスの送付が中断されるときもある。メトリクスがCloudWatchに送られていないときのCloudWatchの行動は「Missing data treatment」の設定で制御できる。
notBreaching
欠落データポイントは閾値を超えていないと判断
breaching
欠落データポイントは閾値を超えたと判断
ignore
現状のアラーム状態を維持する
missing
アラーム評価範囲内のすべてのデータポイントが欠落した場合、アラームはINSUFFICIENT_DATAに変更する
アラームが状態を変更すべきかを評価する時、CloudWatchは評価期間(Evaluation Periods)よりも多いデータポイントを取得することを試みる。
- 評価範囲内に欠落したデータポイントがない場合、CloudWatchは最も最近のデータポイントでアラームを評価する。データポイントの数はアラームの評価期間(Evaluation Periods)と同じ。
- 評価範囲内のデータポイントの一部が欠落し、しかし評価範囲から取得した存在するすべてのデータポイントの数が、アラームの評価期間と同等かそれ以上の場合、CloudWatchは直近の正常に取得したリアルデータポイントからアラームを評価する。これは、評価範囲よりも以前のデータポイントも含まれる。この場合、「Missing data treatment」の設定は無視される。
- 評価範囲内のデータポイントの一部が欠落し、かつ評価範囲から取得した存在するすべてのデータポイントの数が、アラームの評価期間よりも少ない場合、「Missing data treatment」の設定が適用される。しかし、評価範囲内のすべてのリアルデータポイントは評価され、CloudWatchは可能の限り、最低限の欠落データポイントを使用する。
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