中学になると覚えることが増えるので、なぜそうなるのかの説明がなく単純暗記をしようとすると負担が大きくなる。理由が分かったうえで覚える方が忘れにくい。
また、テストの問題も、実験の意味が分からなかったり、文章題の意味が読み取れなかったりすると解けないような形式に変わってくる。
「小学校のうちは平均よりややできる方だったのに中学で徐々に成績が下がりだした」という相談は非常に多い。たいていの場合、教科書などの説明を理解せずに目先のテストでの得点をとるためだけの勉強をしていたのが原因である。
どうすればいいかというと、残念ながら特効薬はない。①正しく文章を読む練習をする。②結果をおぼえるだけでなく過程も理解しようとする習慣をつける。③過程を理解するために、まずは講師や教師など他人の説明を聞いて理解しようとする。④教科書を読んで内容を理解しようとする。⑤理解できたら(たどたどしくてもいいので)他人に説明してみる。
要するに勉強に対する姿勢を変えるということに尽きる。