【太陽光パネルの寿命について】
先般の自民党総裁選でも、太陽光パネルの寿命について触れられていました。曰く、10〜15年前に設置されたものはそろそろ寿命が来るので、その廃棄はどうするのか、と言った内容でした。
何を基にそのような話をしているのか分からないのですが、これは正しくないと思います。
例えば人工衛星の電源は両翼についた太陽光パネルですし、灯台の電源としても太陽光パネルが利用されています。これがそんなすぐ使い物にならなくなるようでは困ります。
では実際にどれくらい発電し続けるのか。答えは「分からない」としか言えません。寿命をまだ見た人はいないはずだからです。
では発電量は落ちないのか。
これは、京セラさんが千葉県の佐倉市の自社工場で36年間、ノーメンテナンスで発電量の変化を計測しているので、これが参考になると思います。これによると、発電量は36年で10%落ちたということが分かっています。
パネル自体は、37年以上経ってもグングン発電し続けていることが確認できますね。
このことから、「太陽光発電は半永久的に発電する」と言えるのではないでしょうか。太陽光パネルは、タフなんです。