コントロール出来ないことへの接し方で、プロジェクト内の行動の質が決まる。
例えば、他人はコントロール出来ない。
このことを徹底的に肚で理解しているかどうか。
どこか、他人をコントロールしようとしていないだろうか。
上下関係を使えば一時的にはコントロール出来るかもしれないが、それを続けているとどこかで揺り戻しが来る。
身の回りのものもコントロール出来るかというと、実はそうではない。
使ったり持ち運びしたり出来るものも、結局はそのものに合わせているだけだ。
自分自身でさえコントロール出来ない。
ダイエットしたいと思っていてもご飯を食べてしまう。
こういうことは、誰でも一回は経験があるはずだ。
というように身の回りの環境はコントロール出来ないことで溢れている。
このことを踏まえてプロジェクトに望まないと、痛い目を見ることになる。
では、コントロール出来ないことばかりで、自分はどうしたらよいの?
という疑問が出てくる。
一つの答えとしては、準備しか出来ないのだ。
相手や周りのものに合わせて準備をする。
そして、ある程度干渉したりウォッチをしたりしながら、タイミングを待つ。
準備する、という範囲の中で出来ることをやり続ける。
これが、コントロール出来ないものに対しての接し方だろう。
私はこの考えを、プロジェクト進行の際に頭の片隅に置いている。