ギックリ腰になった時に安静にした方が良いのかどうかについて書いてきます。
タイトルを見て、多くの方は
「痛くて動けないんだから安静にした方がいいだろ!」とお思いではないでしょうか。
結論から言います。
ギックリ腰になった時に過度に安静にしてしまうと腰痛の治癒を遅らせて、腰痛の増悪に繋がる可能性が高い事が近年の研究でわかっています。
理由はいくつかありますが、動かないことによって痛みを伝える神経が刺激されやすくなるのが一番要因として大きいと考えています。
詳しい話はまた別の記事で書いていきますが、
今日は「いつまでも安静にしているといつまでも痛みがとれにくい」ということを知ってもらえれば本望です。
ギックリ腰になったらまずやってほしいことは、うつ伏せの姿勢をとる事です。
ただ、うつ伏せになるのではなく胸の下にクッションや枕を入れて少し上体を起こした姿勢を作るのがポイントです!
まずはその姿勢を30分保持してみましょう。最初は痛みがあるかもしれませんが、徐々に落ち着いてくると思います。
うつ伏せで30分間姿勢を保持出来たら、次の段階に移ります。次はうつ伏せのまま肘をついて上体を更に持ち上げてみましょう。痛みを紛らわせるためにTVやiPadなどを視聴するのもいいかもしれません。
この姿勢にも慣れてきたら少しずつ姿勢を変えていき、なるべく無理のない範囲でいつも日常に行っている活動(家事や趣味など)を少しずつ行っていきましょう。あくまで無理のない範囲で動いていく事が大事なので、痛みを我慢して無理に動き続ける必要はありません。
ベッドの中で安静にしすぎないことを意識して、自分が出来る範囲から動いてみましょう。