大前提として、成長を前提として採用する会社員と、即戦力が求められるフリーランスは別物だということを押さえておきましょう。
いくら売り手市場とはいえど、未経験者が獲得できる案件はそう多くありません。
案件を獲得しようと思ったら経験年数で見られることが多いからです。
分野にもよるでしょうが、2年~3年くらいの経験がないと取ってこれる案件の数は少ないと営業の方から聞いたことがあります。
逆の立場で考えてみたら納得ですが、シビアな話お金を払ってまで未経験の人の力を借りたいと思うか?ということだと思います。
もちろん技術力を持った未経験の人がいる可能性もあるのですが、経験年数で足切りをするのは個人的には割と妥当だと思っています。
IT業界は特殊な業界です。もちろん未経験からフリーランスを目指すくらいの方ですから、能力もあって優秀な方も多いのだと思います。
しかしそれを考慮しても尚、未経験だと苦しいと思います。
私も未経験からエンジニア(正社員)になりましたが、最初の1年は散々でした。
わからないことが多すぎて、何がわからないのかもわからない。他の人が何を話しているのか理解できない状態でした。
その中で毎日必死に勉強してなんとか少しずつ今の状態まで持っていきました。
私のような知識の土台がない未経験からエンジニアになった人たちは、多かれ少なかれこういう経験をしてきているはずです。
実務経験を積み、相応のプレッシャーや課題と向き合う経験をしてきた人と、していない人では大きな差があると思っています。
学歴や資格がなくても、スキルさえあれば圧倒的に稼ぎやすい業界であると同時に、向き・不向きが顕著に出る業界でもあります。
人材不足といえど「使えない人材」はあっという間に契約を打ち切られます。現場や人によりますが結構シビアです。
どんな分野でもそうだと思いますが、甘い話はないので「未経験からでも大丈夫」という広告を目にしたとしても、この記事を参考にして一度慎重に考えてみてもらえたら嬉しいです。