コロナ化において、ゲーム業界は全体で見ると打撃の少ない業界ではあったと思います。むしろ家庭用ゲーム機だけに焦点を絞れば追い風ですらあったかもしれませんね。
しかし実際のところ、当時の私の仕事は大幅に減っていました。一口にゲームと纏めても、意識的に時間を作り腰を据えて遊ぶコンシューマーゲームと通勤時などの暇つぶしに触るカジュアルゲームとではコロナ直後の売り上げは反比例していたのではないでしょうか。人材業者を介さず個人で直接仕事を受けている私のようなデザイナーはカジュアルゲームの受注も多かったため、そういった案件の依頼が来なくなったことで結果的にダメージを受けたという事です。
コロナでゲーム業界は儲かった!というのはあくまで一部の企業の話であり、表面的なイメージにしか過ぎないのです。