一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

ご覧いただきありがとうございます。

今回は『差別化』について私の考えや思いを綴らせていただきたいと思います。

まず、差別化という言葉を辞書で調べるとこのような意味があります。
1 一方を高く、一方を低く取り扱うこと。
「貧富による差別化が目立つ」
2 同類の他のものと違いを際立たせること。
「他社とは提供するサービスで差別化をはかる」
(デジタル大辞泉より引用 出典 小学館)

また、こういう意味もあります。
3 競合他社に対して自社のポジションを確立するために意味のある違いを打ち出す活動のことをいう。
(出典 (株)トライベック・ブランド戦略研究所)

ここではもちろん2と3の意味を指しています。
具体的には”ものを目立たせる必要”があります。

例えば私が実際に聞いた話で、とある社長さんは飲食店経営を始めたいと思っており良い場所を探していました。
別の事業も行っていて、人脈が広く資金にも余裕があるため立地の良い場所でお店を始めることができましたが、オープンして3ヶ月経ってもお客さんはあまり来ません。
その大きな要因はコンセプトが他社の真似でオリジナリティがなかったせいです。
競合の元から存在する飲食店に負けるということは容易に判断できます。ですが、その社長は既に成功している成功パターンに沿いさえすれば上手くいくと考えていたのでしょう。

確かに、真似をするという事は悪いことではありませんが
何から何まで同じという状態では面白くありません。

人はオリジナリティに魅力を感じると思っています。
その人でなければ出せない味、接客、振る舞いなど。

その飲食店には、実は海外で修行を積んだ料理人や、英語が話せるスタッフがいたのでそのことを全面的に推しだしてデリバリーも始めました。

すると、この差別化のおかげで翌月からお客さんの入りがよくなったそうで重要性を感じたそうです。

今回は飲食店のお話でしたがビジネス全般で共通すると思います。お金を掛けさえすれば良いということではなく、誰がどのような思いでその価値を提供するのか、など中身の本質的な部分を大切にする必要があると思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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