一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

合格発表のシーズンだ。

一人ひとりの成長や努力を見てきた分、感慨深い。自分のことのように嬉しい合格もある。

そして、毎年、ある春のミラクル合格を思い出す。

 

ある年の年末最終授業の日。

当時、その年の受験生の有志達とともに教室の大掃除を行うのが恒例行事だった。

当時中学3生だったA君は勉強嫌いで塾でも寝てばかり。宿題忘れと遅刻の常習犯。ヤキモキするのは周りの大人ばかり…というなかなか手強い受験生だった。

今日の大掃除は来ないかな…と思っていたが、なんのなんの、来るなり誰よりも率先して動く。「そんなところまでしなくていいよ」とこちらが声かけるほどの場所にもどんどん雑巾をかけていく。こんな一面があったのか…と驚きつつ、嬉々として掃除に精を出すA君を眺めていた。

 

自分の机、自分の家の掃除すらロクにしない中学生は少なくない。

ましてや通っている塾の掃除など。

A君の印象が大きく変わる出来事だった。

 

そんなA君にも受験がやってきた。

学校からも塾からも「かなり厳しいよ」と言い渡された上での受験だった。

彼なりにはラストスパートは頑張っていたが、やる気になるのが遅すぎてさすがに間に合ったようには思えず、滑り止めへの進学を覚悟し始めていた時、なんと、、本命合格の通知がきた。

私は、あの大掃除の光景を思い出した。

普段信仰心もなく、風水を信じたりゲン担ぎもしない私にとって、大掃除と合格はなんの因果も感じないはずなのだが、なぜかその時だけは「あぁ、あの大掃除のおかげか」と思った。

 

それ以来、年末が近づくと子ども達に言う

 

受験生は掃除をすべし。

特に年末の大掃除は必ず。

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藤野 将平

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