一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 今後のゲーム業界のトレンドや注目のジャンル

こんにちは。

ゲームのお仕事をさせて頂いております、kumakichiと申します。

今回は11回目ということで、今後のゲーム業界のトレンドや注目のジャンルについて記載させて頂こうかと思います。

僕はデザイナーとしてお仕事させて頂いておりますため、他業種についてはなんとなくは理解しているつもりです。

これを機に他業種についても理解が少しでも深められればと思い、備忘録も兼ねて記載していきます。

 

ゲームジャンルの多様化、コロナ禍による巣ごもり需要、ライトユーザーの取り込みなど、勢いを増すゲーム業界。最近では、無料で楽しめるパズルゲームのように、シンプルな操作で年齢問わず誰もが遊べる「ハイパーカジュアルゲーム」と呼ばれるものも登場し、裾野はさらに広がっています。

続いては、そんなゲーム業界の今後の動向を理解するためにも、直近のゲームのトレンドや、これから人気が高まりそうなゲームジャンルについて見ていきましょう。

 

eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)

eスポーツ

eスポーツとは、電子機器を用いて、個人またはチームで対戦するゲームを、スポーツ競技として扱ったものです。

現在、eスポーツ先進国であるアメリカを筆頭に、世界中で広がっており、プロのeスポーツプレーヤーを目指す子どもたちもいます。

コロナ禍でリアルなスポーツの大会が軒並み中止になった際には、テニスやバスケなどのプロ選手たちが、eスポーツの大会に出場したことも話題になりました。

また、国際オリンピック委員会(IOC)は、2021年5月13日から6月23日にかけて各国際競技連盟と主催し、eスポーツの競技大会「Olympic Virtual Series(OVS)」を開催。

こうしたことからもeスポーツは、スポーツ競技として国内でも認知されてきていると言えるでしょう。

日本野球機構(NPB)やJリーグの参入もあり、eスポーツは今後も注目が集まりそうです。

 

VR(Virtual Reality)

VR

VR元年といわれた2016年以降、仮想現実を指すVRに期待を寄せる企業は、依然として多くあります。

2020年1月時点では、PlayStation 4専用のVRヘッドセット「PlayStation VR」(2016年10月発売)の世界販売台数が500万台を突破したほか、同年10月には、Facebook傘下のOculus(オキュラス)が、VRヘッドセットの新製品「Oculus Quest 2」を発売しました。

加えて、大手企業がVRゲーム会社を買収したり、VRゲーム事業に大きな予算を投入したりする動きも強まっています。

VRによるゲームの世界への没入感は、ゲームのエンターテインメント性を大きく飛躍させる可能性があり、引き続き注目すべきゲームジャンルだと言えるでしょう。

 

PlayStation 5などの次世代ゲーム機

PlayStation 5などの次世代ゲーム機

ゲームソフトを購入して遊ぶ家庭用ゲーム機も、飛躍的な発展を遂げています。

たとえば、2020年11月に発売されたPlayStation 5は、最大8K解像度出力という圧倒的な映像美をはじめとする高スペックが話題です。

データの読み込みが速くなる超高速SSDによって、ストレスのないプレイ環境を実現し、以前にも増してゲームに没入できる環境を提供しています。

同じ頃に発売された「Xbox Series X」も含め、次世代ゲーム機は、現場の開発メンバーでも驚くほど映像が美しく、処理速度が速いので、これまでとは段違いの新しい体験ができるのです。

こうした次世代ゲーム機の技術の進化は、グラフィックやデータ処理の速度だけでなく、ゲームをしている人と、ゲーム以外のソーシャルネットワーク上にいる人をシームレスで繋げ、ゲーム環境をさらに拡張するのではないかと期待されています。

たとえば、YouTube上に流れているゲームのプロモーションビデオを見ている人が、即時にそのゲームに遷移することができたり、視聴中の実況プレイ動画で紹介されているゲームに気軽に参加できたりといったことです。

こうした進化は、ゲーム業界の盛り上がりに貢献すると言えるでしょう。

 

サブスクリプションモデルのクラウドゲーム

サブスクリプションモデルのクラウドゲーム

ゲーム業界の中でも、GoogleやAmazon、Facebookといった巨大IT企業の参入によって、動きが活発化しているのがクラウドゲーム市場です。

クラウドゲームでは、ゲーム自体はクラウド上に保存されており、サーバー上ですべての処理や実行が行われます。

ユーザー側のスマートフォンやタブレットなどのデバイスには、処理されたハイクオリティな動画データのみが送られてくるため、ハイスペックなゲーム機などがなくても、ネット環境とデバイスさえあれば、ゲームをプレイできるのが特徴です。

スマートフォンやパソコン、テレビなど、デバイスを切り替えてのプレイも手軽にでき、ちょっとした空き時間を有効に使って遊びたい人や、ハードウェアを購入するほどゲームをしないライト層にも人気のサービスです。

さらに、クラウドゲームの多くは、サブスクリプションモデルを採用しています。

従来のゲームがハードやソフトを売るのに対して、サブスクリプションモデルは、製品やサービスを使用する権利を提供するビジネスモデルです。

使用した分だけ支払う従量制、一定期間決まった金額を支払う定額制などがあり、物を手元に置くことなく気軽に利用できるため、顧客層の拡大に一役買っています。

 

次回は、今後のゲーム業界が抱える課題とは?を紹介していきます。

おもしろいものを作る業界の1人としてこれからも精進していきます。

以下に転載元のURLを記載します。

https://mynavi-creator.jp/blog/article/current-status-of-the-game-industry

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kumakichi

ゲーム系3Dデザイナーです。 宜しくお願いします。

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