一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • WEBの歴史変遷からWEB3.0を理解する

こんにちは。

ゲームのお仕事をさせて頂いております、kumakichiと申します。

今回は28回目ということで、

WEBの歴史変遷からWEB3.0を理解する

について記載させて頂こうかと思います。

僕はデザイナーとしてお仕事させて頂いておりますため、他業種についてはなんとなくは理解しているつもりです。

これを機に他業種についても理解が少しでも深められればと思い、備忘録も兼ねて記載していきます。

WEBの歴史変遷からWEB3.0を理解する

WEB3.0という概念を深く理解するためには、現在私たちが使っているインターネットの特徴を知る必要があります。つまりWEBの起源である「WEB1.0」、現在私たちが使っている「WEB2.0」、そしてWEB2.0が抱える問題を解決するために構想された「WEB3.0」について、それぞれの特徴を理解しておく必要があります。

 

WEB1.0の特徴とは

WEB1.0時代の特徴は、WEBの知識をもった個人によるWEBサイト管理・情報発信が行われており、ユーザーは匿名を好み情報を閲覧するだけだったことと言える。

WEB1.0とは一言でいうと「WEBが誕生した頃のインターネット」を指す概念です。
具体的な年代としては、1990年代中頃から2000年代中頃にかけて普及してきたインターネット(もしくはWEB)の総称だとされています。

WEB1.0時代のWEBは「情報の流れが一方向で中央集権型」であることが特徴です。
当時のWEBでは、管理者個人がホームページを持ち、ユーザーはそれを閲覧するだけというものでした。WEB1.0時代では、現在ではありふれた機能である「コメント機能」などの実装もほとんどありません。閲覧できる情報は情報作成者によってのみ管理され、閲覧ユーザーがデータを編集することはできません。

ホームページの管理者は自分でサーバーを用意し、データベースとHTMLを構築していました。また、現在に比べて通信速度が低速だったため、動画はもちろん、画像やCSSを扱う動的なページを扱うケースはかなり少なかったです。

また、WEB1.0時代でのユーザー同士のコミュニケーションツールは、2ちゃんねるなどを代表とした掲示板サイトだったと言えます。掲示板サイトは基本的に文字だけのやり取りでデータ容量をあまり必要としないため、WEB1.0時代でも利用できていたのでしょう。

この時代のWEBユーザーは匿名性を重視し、一般的な使用方法ではほとんど実名や年齢、や住んでいる地域すらも公開することはありませんでした。ネットで繋がった人と実際に会うこともほぼ無かったことも特徴です。

 

WEB 2.0の特徴とは

WEB2.0時代の特徴は、巨大プラットフォーマーの登場と、情報発信の易化が挙げられる。

WEB2.0とは、一言でいうと「現在私たちが使っているインターネット」を指す概念です。
具体的な年代としては、2000年代中頃から2020年代前半の現在まで続いているインターネット(もしくはウェブ)の総称だとされています。

WEB2.0時代のWEBは「情報の流れが双方向で中央集権型」であることが特徴です。
WEB2.0ではプラットフォームの運営者が登場し、ユーザーはそのプラットフォーム上で情報発信を行ったり、コミュニケーションを行ったりし始めました。YouTubeやTwitter、Instagram、Facebookなどが登場し、データベースやHTML、サーバーなどへの知識が無くても情報発信が容易になったのです。

このようにWEB2.0時代は、SNSなどを用いて様々な人との双方向の情報のやり取りができるようになった時代と言えるでしょう。WEB2.0時代のユーザーは、FacebookなどのSNSの隆盛からわかるように、実名や顔写真を公開することに比較的抵抗が無いことも特徴として挙げられます。

また、WEBの知識が無いと扱えない個人ホームページに代わり、AmebaやFC2、WIXのようなブログ作成プラットフォームが台頭してきたことも、WEB2.0時代の特徴と言えるでしょう。

 

次回は、

WEB3.0が登場した理由と解決を目指す問題

を紹介していきます。

おもしろいものを作る業界の1人としてこれからも精進していきます。

以下に転載元のURLを記載します。

https://coincheck.com/ja/article/495

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kumakichi

ゲーム系3Dデザイナーです。 宜しくお願いします。

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