こんにちは。
ゲームのお仕事をさせて頂いております、kumakichiと申します。
今回は12回目ということで、今後のゲーム業界が抱える課題とは?について記載させて頂こうかと思います。
僕はデザイナーとしてお仕事させて頂いておりますため、他業種についてはなんとなくは理解しているつもりです。
これを機に他業種についても理解が少しでも深められればと思い、備忘録も兼ねて記載していきます。
ハイパーカジュアルゲームやクラウドゲームの台頭で、性別や年齢を問わず、ゲームに親しむ人が増えている一方、1つのゲームをやり込み、
欲しいゲームに合わせてハードウェアを買い替えていくようなコアユーザーは減少傾向にあります。
80~90年代のように、子どもの室内の娯楽といえばゲームだった時代とは異なり、近年では動画サービスやSNSをはじめ、娯楽の多様化が進んでいます。
また、少子高齢化でメインユーザーとなる若年層が減少しつつあることもあって、国内のマーケットは縮小傾向になると予想されます。
今後は、若年層をいかに取り込むかといった点において、企業の手腕が問われるでしょう。
前述したように、国内でのマーケットが縮小傾向にある中、新たなゲームユーザーを獲得するためにはどうしたらいいでしょうか。
その課題を解決する手がかりとなるのが、海外へのゲーム輸出の強化です。
大手から中堅規模で資本力のある会社、または海外販路があるゲーム会社などでは、すでにグローバル展開に活路を求める流れが顕著です。
実際、世界のゲーム市場調査レポート「グローバルゲームマーケットレポート2020」によると、世界のゲーム市場の中で、約半分の54パーセントをアジア圏が占めています。
特に、モバイルゲームで急成長した中国が急速に市場を拡大する中、日本もトップクラスの規模に名を連ねています。
根強い人気を誇る日本のゲームタイトルも多く、グローバル化が進む中で、独自の存在感を維持していると言えるでしょう。
ただ、今後さらなるマーケットシェアの拡大を目指すなら、より海外を意識した戦略が必要です。
これまでのように日本で人気を博したタイトルをそのまま持ち出すだけでなく、日本のゲームのよさを残しながらも海外市場の人気を見据えたゲームの制作が求められるようになるでしょう。
日進月歩のゲーム業界では、求められる技術も日々進化しています。
たとえば、モバイルゲームに求める、ユーザーの基準が上がっており、3Dの高度なグラフィック表現を使用するタイトルが増加傾向です。
モバイルゲームの各社の採用ニーズに対して、3DCGデザイナーの人材の確保が追いついておらず、人材不足が課題となっています。
そのため、3DCGデザイナーについては、映像プロダクションや遊技機業界出身など、ゲーム業界での経験有無を問わずに採用するケースも増えています。
日常の業務のかたわら、最新の技術を学び続けるのは至難の業。
結果として、時代にマッチしたゲームを作れる人材が限られ、ゲーム業界全体において、人材不足が懸念されます。
おもしろいものを作る業界の1人としてこれからも精進していきます。
以下に転載元のURLを記載します。
https://mynavi-creator.jp/blog/article/current-status-of-the-game-industry