こんにちは。
ゲームのお仕事をさせて頂いております、kumakichiと申します。
今回は13回目ということで、今後のゲーム業界で求められる人材とは?について記載させて頂こうかと思います。
僕はデザイナーとしてお仕事させて頂いておりますため、他業種についてはなんとなくは理解しているつもりです。
これを機に他業種についても理解が少しでも深められればと思い、備忘録も兼ねて記載していきます。
今後のゲーム業界で求められる人材とは?
ゲーム業界は、新しい技術を取り入れたものづくりが求められる業界です。
これまでも、スマートフォン、VR、AI、クラウドなど、他ジャンルで発生した最先端のテクノロジーを次々と取り込み、さまざまなゲームを開発してきました。
そのため、今後も常に最新テクノロジーに目を向け、どのようにゲームへ応用できるかを考える力や実際に応用する技術力、
自分の持っている知見やスキルがどうゲーム開発に生かせるかを考えられる人材が求められるでしょう。
また、あっという間に流行が移り変わり、新たなゲームのジャンルが続々と登場するゲーム業界で求められるのは、世代や性別、国を超えた幅広い視野と創造性です。
ものづくりに対し柔軟な姿勢で、あらゆる興味・関心から多角的に自身をアップロードできる人材は、これからのゲーム業界において重宝されるでしょう。
ゲームのあり方が多様化する今、ほかの業界で培った知見が役立つシーンは増えてきました。
実際に、クラウドサービスやサーバーサイドでのWeb開発に携わっていたWeb業界出身者やIT業界出身者などが、ゲーム業界への転職に成功するケースも見受けられます。
昨今のゲーム業界では、アミューズメントパークにゲームキャラクターの新エリアを出したり、ゲームタイトルの映画化を決めたり、
eスポーツのイベントを開催したりと、従来の「ゲーム」から派生した領域での事業展開が目立ちます。
すでに多くのファンが存在するゲームタイトルやキャラクターといったIP(知的財産)を活用する動きは今後も活発化していくと考えられ、
権利関連に関わる仕事やイベントプロデューサーなどゲーム業界以外で培った経験やノウハウを持つ人材の、活躍の場が広がりそうです。
「ゲーム業界の新しい事業の種を育てる一助になりたい」と考えている人にとって現在のゲーム業界は、さまざまな可能性が広がっていると言えるでしょう。
クリエイターにとってものづくりは、自分の興味の延長線上にあることも多く、好きが高じてテクノロジーやデザインについて強く語ってしまいがちです。
しかし、ゲームの制作は当然ながらビジネスであり、情熱だけでは利益を得ることはできません。
ゲームクリエイターとしての技術や情熱はもちろん大切です。
しかし、ゲーム開発においてより重要なのは、ゲームを単体で捉えるのではなく、エンターテインメントとしての全体設計を捉える視点です。
たとえば、現在の時流で言えば、ゲームを中核として、ゲーム実況、SNS、eスポーツなどでユーザー同士の繋がりを含めた「アソビ場」となるための全体設計を考えることです。
どうすればユーザーに受け入れられるか、どこを変えればユーザーに長く楽しんでもらえるか、どんなコミュニケーションがあればより多くのユーザーに届くのか。
そういったことまで考えながらゲーム作りに取り組める人材が求められるでしょう。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴う、新しい生活様式の定着もあって、自宅で過ごす時間を充実させ、隙間時間に気分転換を図ることができるゲームの需要は、
今後も伸びていくと考えられます。
ゲーム好きで、いずれはゲーム業界に転職したいと考えている人や、この好況をきっかけにゲーム業界への転職を目指す人には、大きなチャンスが到来していると言えるでしょう。
おもしろいものを作る業界の1人としてこれからも精進していきます。
以下に転載元のURLを記載します。
https://mynavi-creator.jp/blog/article/current-status-of-the-game-industry