2022/05 おすすめサプリ=NAC=
こんにちは。本日はN-アセチルシステイン(通称NAC)を紹介させていただきます。
・N-アセチルシステインはどんな働きをする?
N-アセチルシステインはアミノ酸の1種で、肝臓で合成される抗酸化物質です。
体内で合成されると、人体に有害な物質と結合し、体外へ排泄する機能があることから、
体内の毒素排出にも非常に有効な成分として認められています。
その他にも、体の酸化のもととなる“活性酸素”によるダメージを防ぐのに役立ちます。
このことから、非常に高い抗酸化作用が認められており、N-アセチルシステインの効果は世界中の医療分野でも取り入れられており、注目を浴び続けている成分です。
具体的にどんな働きをするのでしょうか?
・免疫力の向上
N-アセチルシステインは免疫機能の改善に効果が期待できるとされています。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)を持つ人がN-アセチルシステインを摂取することで免疫機能が大幅に回復したことが認められたり、体内でHIV-1の繁殖を抑制する可能性があること、癌細胞の複製を防止する効果も報告されています。
・アンチエイジング
グルタチオンは体内で最も重要な抗酸化物質の1つであり、体内の細胞や組織を損傷する可能性のあるフリーラジカルを中和するのに役立ちます。
そのグルタチオンを生成するのに不可欠なN-アセチルシステインを摂取することで、グルタチオンの体内濃度が高まり、アンチエイジング効果や美肌効果を得られるとされています。
・肝機能のサポート
飲酒の前にN-アセチルシステインを飲むことで、アルコールによる肝臓のダメージを最小限に抑えることが数々の臨床実験で証明されています。その理由はN-アセチルシステインが二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを無毒化するためです。
・血糖値の安定化
N-アセチルシステインが脂肪細胞の炎症を減少させ、それによってインスリン抵抗性を改善することにより血糖を安定化させる可能性があることを示されています。
今後、糖尿病の治療にも役立てられていくことが期待されています。
・心臓リスクの低減
心臓病や心臓発作などは、心臓組織の酸化が原因で引き起こされるとされています。
N-アセチルシステインは心臓組織の酸化による損傷を防ぐことから、心臓病のリスクを軽減する可能性があると報告されています。
また、一酸化窒素(NO)の産生を増加させることも示されており、静脈の拡張と血流の改善に役立ちます。 これにより、心臓への血液輸送が促進され、心臓発作のリスクを下げることができます。
・精神疾患の改善(抜毛症、PTSD、うつ病、統合失調症、強迫性障害、薬物依存の改善)
N-アセチルシステインは抜毛症や心的外傷後ストレス障害(PTSD)、うつ病、統合失調症、強迫性障害、薬物依存などの精神疾患の治療においても役立ちます。
研究において、N-アセチルシステインは1日2,400mgを8週間摂取することで、退役軍人の心的外傷後ストレス障害(PTSD)を46%、薬物やアルコール依存を81%、うつ病を48%改善しました。
・アセトアミノフェン中毒の解毒作用
アセトアミノフェンは解熱鎮痛薬の1種です。主に発熱や寒気、頭痛などの症状改善に用いられ、感冒薬にも広く含有されてます。アセトアミノフェン中毒になると、肝毒性などの症状を生じます。
N-アセチルシステインはこのアセトアミノフェン中毒に対して解毒作用があることで知られています。細胞内に吸収されにくいグルタチオンの代わりに、細胞内に吸収されやすいグルタチオンの前駆体であるN-アセチルシステインを投与し、毒性の代謝を促進することで解毒作用が働き、悪心、嘔吐、過呼吸、全身倦怠感、発汗、体温低下、食欲不振などの症状を緩和します。
ここ数年、武漢ウィルスにより、身体的に大ダメージを受けている中、必須のサプリメントではないでしょうか。