一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

  • 「ユビキタス、IoT」について

「ユビキタス」
ユビキタス(Ubiquitous)とは、いつでもどこでも存在するという遍在を表す言葉。
またITの世界では、コンピューターやネットワークが遍在し、使いたいときに場所を選ばずに
利用できることなどを表す用語としてユビキタスが使われている。

現在は高速なモバイル通信を可能にする通信インフラが整備されたほか、気軽に持ち運んで
利用できるコンピューターとしてスマートフォンやタブレット端末が普及したことで、場所を
問わずにインターネットを利用し、必要な情報の取得やサービスの利用が可能な環境が実現されている。

さらにクラウド・コンピューティングの普及も、ユビキタスの実現において大きなポイントとなっている。
たとえばクラウド上に業務で利用しているファイルを保存しておけば、必要なときにその場で
クラウド上のファイルにアクセスし、内容を参照したり編集したりすることが可能。

このように、場所を問わずにコンピューターやネットワークを使うことができる環境はすでに
実現されている。
今後はあらゆるモノがインターネットに接続されるIoTの考え方などが広まり、社会課題の解決や
人にとってより便利な社会の実現に向けた動きが加速するでしょう。

 

「IoT」
IoT(Internet of Things)は、あらゆるモノをインターネット(あるいはネットワーク)に接続する
技術であり、日本語ではモノのインターネットと訳される。

インターネットに接続されるモノとしては、従来はサービスを提供するためのサーバーや、そのサービスを
利用するためのパソコンおよびスマートフォン、タブレット端末といったコンピューターが代表的な存在だった。
しかしその後、さまざまなデバイスの操作や状態の取得、デバイス間の通信などといった用途でも
インターネットが使われるようになり、IoTの考え方が急速に広まる。

インターネットに接続されるモノは、すでに我々の身近に数多く存在している。
YouTubeなどインターネット上のコンテンツを視聴できるテレビや、インターネットで提供されている
音楽配信サービスを利用できるスマートスピーカー、あるいはインターネット経由で映像を確認することが
できる監視カメラなどはその代表例。

また、製造現場で使われる各種機器、あるいはそれに取り付けるセンサーをインターネットやネットワークに
接続し、それによって取得したデータをクラウド上で分析することにより、製造状況を分析したり機器の
将来の故障を予測したりするといった用途も、IoTの代表的なユースケースとなっている。

 

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久米 大輔

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