前回は、三段論法についてでしたが、今回、紹介するのが、帰納法と演繹法です。帰納法は、具体例をいくつか出して、そこから結論を導くものです。一方、演繹法は、まず結論を提示してから、それに合った具体例を出し、結論で締めます。前者は小論文、後者は志望理由書に向いています。演繹法で小論文を書く場合、最初に提示した結論と全く同じ言葉で書いてしまうと、ただ繰り返しただけになり、場合によっては悪印象を与えかねません。同じ内容でも表現を工夫しましょう。