社会保障は各国でさまざまな特徴があり英・北欧型(イギリス、スウェーデンなど)は、単一の社会保障制度により、全国民の最低限度の生活を保障する平等型タイプであり、公的扶助が中核で、公費負担の割合が大きく、社会保険料は均一というのが特徴である。
一方で、欧州大陸型(フランス、ドイツなど)は階層ごとに別々の制度に分かれており、所得に応じた保険料負担と社会保障給付を保障する能力型タイプである。社会保険が中核で、財源も保険料中心であり、本人や事業主の保険料でまかなうのが特徴である。