最近、生徒を指導していて「う~ん…」と思うことがありました。
それは、小学生にある問題を解かせていた時のことです。
同じ問題で、「同じように」間違えていたのです。
「なぜ、このような間違えをするのだろう?」
と最初のうちは思ったのですが、
生徒に聞くと、その理由がわかりました。
「例題の通りにやったら、間違えました」
とのこと。
確かに、生徒の解き方を見てみると、
例題のやり方を「そのまま」真似していました。
問題によって「何が聞かれているのか?」を
自分の頭で考えられない。
何となく「パターン」で解こうとする。
そうした生徒の様子を見ていると、暗澹とした気分になります。
「このままだと、大人になってから
『自分で考えられない』人間になってしまう」
そうした危機感を覚えています。
今の子どもたちは「教えられすぎている」という気がします。
小さい頃から何でもかんでも与えすぎてしまうと
「自分で判断する」ということができなくなってしまう。
そうならないためにも、自分はできるだけ
「教えすぎない」ことを意識しています。
小さいうちに「自分で考える」クセをつけておく。
回り道かもしれませんが、その方が大人になった時に
自分で判断できる様になると思います。