今日で8月も終わりとなり、この時期は毎年思うことがあります。
それは私が働き始めた37年前。1985年8月12日に起きた日航機墜落事故です。
当時は私は航空自衛隊に入隊し、関東のとある基地に配属され、一ヶ月が過ぎた時のことでした。
テレビは速報でその一報を伝え、同室の先輩と話しをしていた時に非常呼集がかかり部隊へ集合し、それから色々とありました。
その後、私も墜落現場に行く事になり、実際現場に行き、その時の悲惨な状況をみてきました。
その光景は今でも鮮明に思い出しますし、何か油の焦げたような臭いがする度に現場の光景を思い出します。
その時から毎年この8月12日になるとこの出来事を思い出します。
また、現場の状況を見て、色々と考えさせることもありました。
あまり、実際の現場状況をこのコラムに書くことはできませんし、仮に文字や言葉に出したとしても
その現場で見たこと、感じたことは表現できないでしょう。
でも近年は8月12日になっても報道される事は少なくなってきました。
なんだか人々に忘れられている気がしています。
この事故がきっかけで航空各社様々な安全対策を行い、現在の状況があると思いますが
それでも航空業界に携わる方々はこの事故について忘れないでほしいものですし、この事故を
知らない人についても十分知ってほしいです。
私も随分歳も取りました。できれば早いうちにもう一度、この目で現在の現場に慰霊登山に
行きたいと思っています。(家族からは辞めてほしいとは言われていますが・・・)