一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

こんにちは、永田です。

前回から1ヶ月半が経過してしまい、今回も投稿が遅れてしまいました。前回の投稿でもお話ししていましたプロジェクトの状況について、今回もお話ししていきたいと思います。

9月時点の状況と比べ、さらに悪化していると言わざる負えません。自分が思う早急に改善すべきことをPMへ伝えているにもかかわらず改善されない主な点についてあげてみたいと思います。

①リーダーがいない。やるべきことを漏れなく明確に把握しており、お客様とはやれること・やれないことをしっかり交渉したうえで、配下メンバーには作業指示を極力シンプルにして期限を明確にし、進捗管理ができるリーダーがいない。

②要員が不足している。これまでの作業遅延のしわ寄せがあるが、大日程の変更が許されない状況の中で引かれた計画は同時並行で行われることになっている。しかし、その作業の担当者が明確に決まっていない、または決まっていても複数作業が同時期に計画されており、計画に無理がある。もし、この計画を守るのであれば、作業ごとの工数を算出し、必要な要員数を確保しなければならないが、一向に増員される気配がない。

③メンバーのモチベーションが著しく低下している。上記の通り、無理な計画が立てられており、作業が遅延するのが常態化しており、間に合わせるためには残業や休日作業が必要となってしまうため、多くは遅延で作業が完了される。そうなると、作業完了の余韻に浸る間もなく、次の作業が開始されるので、モチベーションが上がることがないため、下がる一方になっている。

このような状況の中で、プロジェクトは年末にひかれた納品期限に向け作業が行われています。すでに計画が破綻しているため、できることをできるところまでやるしか方法がなく、どのように納品しようと考えているのかわかりません。今年いっぱいが請負契約の期間のため、どのよう形でも納品してしまおうと思われているのかと想像します。もし課題やタスクが残ってしまった場合、交渉を重ねて来年以降の準委任契約の中に含めさせてもらう算段であろうとは思いますが、そううまくは事は運ばないでしょう。このあたりは想像の域を超えないので、ここまでにしておきます。

大規模なシステム開発プロジェクトで、大成功を果たしたと聞くことは皆無で、知る限りではどれだけ大きな失敗をしたのか、というプロジェクトの話しか聞かないのは、現状と合っているのでしょうか?初めから無理な期間と予算で行われているとしか思えないので、なぜか同じ失敗を繰り返し続ける業界に思えてなりません。

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永田 裕之

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