こんにちは。
田中です。
早くも今年も残り1か月。
例年と比べて、めちゃくちゃ暑いわけでもない夏に続いて、さほどまだ寒くない冬が来た感じです。
さて、今回はタイトルのとおり、参画してまず作っておくといろいろ便利だな、と感じたマクロを2つ紹介したいと思います。
私は基本的に仕事用のPCは、顧客から借りるもので、自分自身のPCで仕事をすることがないので、似たようなマクロを都度作成しています。
参画するプロジェクトによりますが、高確率で作っているマクロのソースは別で用意して、どこにいてもすぐに作れるようにしています。
1.Excel用のGrapツール
SEの現場では、資料を作成するにも、Excelを使用することが多い。
むしろ、びっくりするくらいWordを使用せず、報告用の資料でPowerPointsを使う以外は、Excelしか使わない。
設計書もその例にもれず、Excelで作成する。
そんななか、資料や設計書の数が多ければ、多いほど、
”複数の設計書、あるいは資料の中から特定のキーワードを検索したい”
と思う。
ちなみに、Grapとは、複数のファイルから特定のキーワードを検索すること、であるが、あるテキストエディタは実はこの機能が実装されているものもあり、テキストファイルであれば、ツールを作成せずとも検索を実行することができる。
ただ、Excelには、1つのファイルに対しての検索機能はあれど、複数のファイルを一度に検索することができない。
そこで、それを実行するためのツールを作成する。
2.ファイル一覧取得
コマンドプロンプトの「Tree」コマンドでよくね?
と、聞こえてきそうだが、単純な一覧であれば、問題ないし、即時に出るから便利で、私自身よく使用する。
ただ、複数のフォルダパスからまとめて一覧を取得したり、フルパスを取得したり、と応用が利くのだ。
なにより、これを取得できるようになると、別の目的のマクロを作成するときに多いに役立つ、というのが最大のメリットだ。
だいたいマクロツールが必要なときは、1つのファイルに対して行う、というよりは複数のファイルに対して多い。
特定のフォルダ内にファイルに対して処理を行う、といったときに、このロジックがあると使い回せる。
一覧取得は、調査系では必要不可欠なもの。
私も、このロジックは別で保存して必要なときに使えるようにしている。
以上、参画してまず作るべき2つのマクロツールでした。
とくに意識しているわけではなく、気づけば定期的に作っているツールです。
正直、検索すれば、このロジックやソースは簡単に見つかります。
それぐらい多様されるものなので、練習がてら作ってみもいいかもしれません。