仮想化技術が世の中に浸透してから、
10年以上経過しようとしていますが、
皆さんは仮想化をどのように活用していますか。
サーバの仮想化、ネットワークの仮想化と様々なところで
仮想化技術が採用されていますが、使い方によっては
不都合が生じることがあります。
現在私が行っている案件でもvlan、vxlan、VRFなど
NWの仮想化技術を使っているのですが、本来の利用想定から
少しずれていてなんとも保守しにくいネットワークが
出来上がっています。
例えば、vxlanの活用としてL3レイヤを跨いだL2延伸が可能と
なるため、遠隔配置されている複数の仮想基盤にてバックアップ
サイトを構築する際は同じIPアドレスを使用できるため、
非常に有益です。
ただ、通常の基幹スイッチをただ単純にvxlanが流行っているため、
vxlanでネットワークを構成するだけでは威力は発揮しません。
それどころか、どことどこがL2のブロードキャストドメインかを
把握することが大変となり、運用や構成変更に伴う影響が広範囲に
及ぶことになり、管理できないNWになる危険性も孕んでいます。
技術というのは適材適所に使用して初めてメリットを見出す事が
できます。
技術があるから何でもかんでも使うというのではなく、きちんと
メリットを確認してから、適用することが重要だと思います。
皆さんの現場ではどうでしょうか。。