令和5年度税制改正の大綱等において、2024年以降のNISA制度の抜本的拡充・恒久化の方針が示されました。
年間投資枠が「つみたて投資枠(120万円)+成長投資枠(240万円)」の合計360万円になり、
非課税保有期間が「無期限」、口座開設期間が「恒久化」になる予定です。
非課税保有限度額に関しては、最大1800万円まで拡張され、枠の再利用が可能になる方向で進んでいます。
現行NISAと比較すると、かなり使いやすい制度へ変わりますが、
金融所得課税を強化しようと動いている一方で、今回の制度改正があるため、
政府の方針に一貫性が無く、真意の部分の見極めることが大事になりそうです。