書籍:
全ての組織は変えられる
目的:
マネージャー、マネジメントの視点や実践内容を知りたい
ピックアップポイント:
■リーダーシップ
▼リーダーがメンバーの感情を動かすためのアクション
・「何が正しいか?」ではなく「どうすればうまくいくか?」に着目
クルト・レヴィン、心理学者「態度変容の3ステップ」
Q.四角い氷を思い浮かべてください。
それを丸い形に変えようとするとき、どうしますか。
アイスピックを使ったのでは、綺麗な円形にはならない
綺麗な丸い形にする場合は、四角い氷をいったん溶かして水にして、
溶かした水を丸い容器に入れる、最後に再び冷やして氷にする
人の気持ちも同じです。
リーダーは変化させるところから入ってしまう
人の行動を変えたいのなら、まず気持ちを溶かすところから始める
つまり、相手への理解を示す、共感をあらわすこと
そのためには、相手の話を聞くことが前提になる
最近どう?どんなことを考えている?
そんな問いかけをして、相手に胸の内を語ってもらう
→そうか、そんな風に考えていたのか。
■メンバーの個性を理解する
▼想定すべきタイプは四つある
人のモチベーションの高まるタイプは、アタック、レシーブ、フィーリング、シンキングに分けられる
・アタックは、達成支配欲求が満たされることで、モチベーションが高まる
キーワードは勝ち負け、嬉しい言葉は、すごい
・レシーブは貢献調停欲求がモチベーションを左右する
キーワードは善悪、嬉しい言葉は、ありがとう
・フィーリングは、慣性発散欲求がモチベーションのカギ
キーワードは好き嫌い、嬉しい言葉は、新しい、面白い
・シンキングは論理探求でモチベーションが決まる
キーワードは真偽、嬉しい言葉は、確かに、正しい
トレーナーをするときは、どのタイプかを意識する
タイプによって見られ方が変わってくる
■コミュニケーション
▼相手の本質を意識する
・相手に合わせた指導法を探す
表層に現れたメンバーの言動に対して、メンバーに求める、望ましい言動を、
とるように促すのは、表層へのアプローチ
そうではなく、メンバーがの行動の裏には、それを行う、メンバーの暗黙の前提があります
そのため、メンバーの暗黙の前提を、メンバーに求める望ましい前提、
に変えることを提案する
スタンスが変われば、アクションも変わる
例)銀行でリーダー職についてる場合
新入社員が茶髪で出社した
表層アプローチ→髪を黒くしてこい
深層アプローチ→茶髪にしたい気持ちはわかる
仕事をする上では、茶髪がかっこいい、
髪型は自由でいい、というスタンスではダメだ
プロは顧客がどう感じるかで仕事をするものだよ