みなさんは,マインドフルネスを知っていますか。
シンプルには,「今,ここでの体験に,(何の判断や評価もせず)ただ気づきを向けること」です。
Google社などでも取り入れられている瞑想法で,ビジネス界でも広く知られるようになりました。
私自身は,ビジネスのため,というよりも,CBTセラピストとして,
マインドフルネスを学び始めました。
先日,部屋の掃除をしていたら,2015年に増上寺で開催された
プラム・ヴィレッジ(マインドフルネスの世界的な普及活動をしているフランスの禅寺)の
瞑想会に参加した際の記録を発見(おぉ!!)
今読んでもとても貴重なものだったと感じ,特にビジネスに関わると思われる部分を,
ここにシェアさせていただきます。
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生産的(成功,お金持ち)でありながら,幸せになるためには,
×一生懸命働く
〇マインドフルネスを実践しながら働く
つまり
・仕事の間も穏やかでいられる
・何故仕事をしているのかという意思に気づける
・仕事と生活のバランスを考えることができる。
時には仕事のスイッチをオフにして,子どもや家庭を大切にすることができる。
※忙しすぎると愛することができない。
幸せを感じている人は,生き生きしており,集中力も高い。ビジネスにとってもこれは重要。
グーグル社では,マインドフルネスやヨガを,2週に1回実践している。
”会社という大きな家族”として,ひとりひとりが大切にされながら仕事をしている。
すると,ひとりひとりが幸せで,不安がなく,仕事に誇りをもつことができる。
ビジネスで力,権力をもつとはどういうことか。
本当に力をもっている人とは,慈悲がある人のことを指す。
心に豊かに慈悲をたたえることで,周囲を幸せにできる。
周囲が幸せになれば,それぞれが自分の職務を果たし,労働効率が上がり,
会社の業績も伸びていく。
誰かを幸せにすることができれば,あなた自身も幸せになることができる。
マインドフルネスはそれを可能にする。
★慈悲 compassion =自分/他者の心の苦しみを和らげる気持ち
ちょっとしたことに耳を傾けるのでも良い
心のなかに慈悲がなければ,幸せはない
私たちにとって最も重要なことは,成功ではなく,幸せ
慈悲の心をもつためには,理解が必要
他の人が今,苦しんでいることに気づく
周囲の人の苦しみに気づけば,自然とそれを和らげたいと思うようになる
慈悲とは心で感じるエネルギーであり,頭で考えることではない
他の人の苦しみに心でふれることができれば,慈悲は自然とわいてくる
日本の文化のなかには,すでにスピリチュアリティがある。
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いかがでしたでしょうか。
これは瞑想会の内容のごく一部を抜粋したものであり,
私の個人的な記録をもとにしているので,
不正確な箇所もあるかもしれないことを,ご了承ください。
「成功したい」「お金持ちになりたい」という欲求を敢えて認めながら,
生産性は他者との競争によってではなく,慈愛の気持ちのうえにそれは成り立つのだ,
とお坊さんの口から明確に伝えられていること(しかも10年近く前に!!)に,改めて新鮮さを感じました。
プラムヴィレッジのYoutubeチャンネルもあり,
日本語でアクセスできる情報源も当時より大分増えてきたようです。
関心のある方は是非チェックしてみてください。
そもそも,マインドフルネスってどうやってするの?ということに
ほとんど触れていなかったことに今気づきました(-_-;)
また改めて投稿するかもしれません。
それではまた☆
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