『ゆっくり、いそげ』
最初にこの本を手に取り、読んだ前書きに
お店の評判や認知度を上げたいと思うとき。一つの方法は広告宣伝費を大量に使うことだが、実はそれよりも、お店を訪ねてくださるお一人お一人に丁寧に向き合うことを積み重ねていった方が、長い目で見たら近道ということは大いにある。
と書かれていた。
ここに自分が目指すお店像があると思った。
コロナ禍で時間ができ、子供たちもある程度手が離れた今これから、自分達はどうしたいのか?ずっと右肩上がりの売り上げを目指したいのか?来店されるお客様とどんな関係を築きたいのか?自問自答を繰り返した。
その際に読み始めた本がこの『ゆっくり、いそげ』だった。
売り上げをどんどん上げていくのが是とされて、賞賛される世の中であるが、そうでなくてもいいという別の世界を見せてくれたこの本は、自分のこれからのバイブルになると思う