長野県では、昨日公立高校入試の発表がありました。
「無事に全員合格」という報告ができればよかったのですが、
残念ながら、不合格の生徒がいました。
不合格の生徒を出してしまうと、自分の力の無さを痛感いたします。
今回の悔しい経験を、今後に活かしたいと思います。
今回、生徒の結果を聞いて、改めて感じたことがあります。
それは「伸びる生徒には共通点がある」ということです。
「ちょっと厳しいな…」という成績であった子が、
本番直前で一気に伸びる。
このような生徒には、共通している部分があります。
それは「国語の力がある」という点です。
国語ができる生徒には「読解力」が備わっています。
そのため、自分で文章を読んで理解することができます。
当たり前のことのように感じるかもしれませんが、
国語が苦手な生徒は、これができません。
「書いてある内容が理解できない」あるいは
「書いてある内容を正確に読み取れない」ので、
理解をするのに時間がかかります。
その結果、伸び悩みます。
逆を言えば、国語が得意な生徒は、
自分から「読んで理解しよう」という気持ちがあれば
一気に理解することができるようになる、ということです。
このように「国語が得意」な生徒は、伸びやすい可能性を秘めています。
「ちょっと厳しいな…」と思っていた生徒が、
土壇場で逆転合格したケースをいくつか見てきましたが、
その生徒に共通していたのが「読書」です。
休憩時間には、文庫本を取り出して、ちょこちょこと読んでいました。
こうした生徒を見ると
「この生徒は、今は成績が悪くても、後半伸びるかもしれない」
という気がします。
塾の講師が言うのは変かもしれませんが、
子供の成績を上げるには、下手に塾に通わせるよりも
いかに「読書好き」にするか。
こちらの方が、効果的だと思っています。
特に小さいお子様がいらっしゃるご家庭の方は
ぜひお子様に読書をすすめるようにして下さい。
小さい頃からの読書習慣が、土壇場で威力を発揮すると思います。