前回に引き続きPythonについて勉強したことを記載します。
Pythonの特徴
▼コンパイル作業が必要なく、コードの修正が簡単
※コンパイル→プログラミング言語をコンピュータが理解できる機械語に翻訳してプログラムを実行すること。全体のソースコードを機械語に翻訳する必要があるため、時間がかかる作業。
Pythonは、インタプリタ型言語のため、JavaやC言語のように、全体のソースコードを機械語に変換して実行するというコンパイル作業が必要ありません。
Pythonはインタプリタを使用して一つ一つの命令をその都度解釈しながらプログラムを実行します。これにより、コードの修正や確認、実行が容易になるため、Pythonを使うメリットのひとつです。
※インタプリタ→プログラムの中身を人間様が分かる言葉(人間語)からコンピュータさんが分かる言葉(機械語)へ翻訳「しながら」動かすやり方のこと
文法がシンプルでコードが読みやすく、Pythonは、可読性の高いプログラミング言語です。
基本的にほかの言語に比べてシンプルな文法が採用されています。また、インデントが強制されるため、スコープなどを一目で理解することが可能です。
そのほか、変数宣言の際、JavaのようにintやStringを変数の前に宣言する必要がありません。switch文においてもケースごとでbreak文の記述は不要です。行数を短縮することができるため、可読性が高く初心者でも文法が覚えやすくなっているそうです。
▼ライブラリが豊富:数値計算や機械学習が簡単
Pythonは、科学計算分野のライブラリが豊富で機械学習・AI開発に最適なプログラミング言語といわれています。ライブラリは、頻繁に使用される処理がまとめられているパッケージです。また、フレームワークはアプリケーションの雛形で機能などがまとめられていると考えるとわかりやすいでしょう。
Pythonを学習するメリット
Pythonは、文法がシンプルなため、海外では学習言語として採用されるプログラミング言語です。実際に学習することで得られるメリットについて解説します。
AIの開発に便利な機能が活用できる
PythonはAI開発に必要なライブラリなどが豊富にあります。ライブラリに内蔵される機能群を使うことでAI開発の実現が可能です。
Webアプリケーションを効率的に開発できる
Pythonには、Webアプリケーション開発をサポートするフレームワークが豊富です。例えば、大規模Webアプリケーション開発向けのDjangoや小規模開発に向いているFlaskなどがあります。両者は非常に人気のフレームワークになるため、日本語によるドキュメントも豊富です。
また、グラフィカルなWebアプリ開発に用いられるStreamlitも有名です。グラフの表示や簡単なコードでウィジェットを追加できるため、データ分析アプリに最適なフレームワークになります。
フレームワークが豊富なため、Pythonを学習すれば機械学習だけでなく、Webアプリケーション開発にも携われるようになります。幅広い種類のシステム構築が可能になるため、Pythonを学習するメリットのひとつです。