IoT技術が組み込まれている機器は年々増加していて、2020年には家電、防犯機器、自動車、医療機器、事務機器、産業機器など、200億を超えると言われています。
「IT人材白書2019」でも「IoT 、 ビッグデータ 、 AI関連サービスの開発・提供」に対する人材の不足感が71.5%と最も高くなるなど、企業側も人材を欲しがっていて、それほど注目が高い分野ということだと思います。
注目度が高い「IoT」ですが、そもそも「IoT」とは何なのか?からちゃんと理解していこうと思います。
Google先生に尋ねてみると
モノのインターネット(物のインターネット、英: Internet of Things:IoT)とは、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され(単に繋がるだけではなく、モノがインターネットのように繋がる)、情報交換することにより相互に制御する仕組みである。
と返ってきました。
パソコンでインターネットを楽しむのとは何が違うのか?
パソコンでインターネットを楽しむ時は基本 見るだけ です。
もっと言うと、データをやりとりしているだけで、物理的に物を動かすことはできません。
IoTを用いることで、外出先からスマホでエアコンのスイッチを入れたり、自宅に設置したカメラの映像をスマホからみることができたりします。
つまりIoTを用いることで、実際のモノ(物)に働きかけて、暮らしをもっと便利にできます。
実際に活用されている事例を見てみようと思います。
などなど
車・エアコンは所有していないので未体験ですが、ネットワークカメラは赤ちゃんのお休み中に寝返り確認に使っています。
「動きがあった」「音がした」を別途通知してくれたりと、高性能で便利だな〜と思って使っています。
インターネットに接続することで便利になりますが、同時にその脅威に晒されることになります。
IoT機器から情報が漏洩したり、攻撃の踏み台にされる可能性があります。
テクニカルウォッチ「増加するインターネット接続機器の不適切な情報公開とその対策」より
対策として、
とされています。
自宅で使用する場合は管理は自分になるので2.と3.を意識すればよいでしょう。
具体的な対策は「必要性がない場合は、IoT機器を外部ネットワーク(インターネット)に接続しない。」「マニュアルを読み、工場出荷時の設定から適切な設定に変更する。」などが挙げられます。
IoTを利用することで、便利に生活することができる反面、セキュリティに関してウィルス対策ソフトなどをインストールする術がないので、きちんと意識して対応しないといけないなと思います。
また、システムエンジニアとしては、今後市場が拡大していく分野で案件に携わる時にもセキュリティを意識して関わりたいと思います。
【参考記事】