今回は、テーブルの全レコードまたはグループ化されたグループごとの集約値を返す集約関数について記載する。
GROUP BYでグループ化した要素の様々な結果を取得する集約関数について記載する。
指定したカラムの値の集合についての集約値を返却する関数。
集約関数には、様々な種類がありGROUP BY句が存在するクエリで使用した場合は、グループ化した要素ごとに関数それぞれの集約値を返却する。
前回記載した通り、集約関数にはGROUP BY句に指定しないカラムも指定することができ、特定のカラムをGROUP BY句で指定した別のカラムごとに集約した結果を得ることができる。
代表的な集計関数と用途を以下に記載する。詳細については、BigQueryのリファレンスを参照。
https://cloud.google.com/bigquery/docs/reference/standard-sql/aggregate_functions?hl=ja#avg
・AVG
指定したカラムの値の平均(NULLは除く)
使用例1:売上個数の平均を取得
SELECT AVG(売上個数) FROM 商品テーブル
使用例2:商品別の売上個数の平均を取得
SELECT 商品, AVG(売上個数) FROM 商品テーブル GROUP BY 商品
・MAX
指定したカラムの値の最大値を取得(NULLは除く)
使用例1:売上個数の最大値を取得
SELECT MAX(売上個数) FROM 商品テーブル
使用例2:商品別の売上個数の最大値を取得
SELECT 商品, MAX(売上個数) FROM 商品テーブル GROUP BY 商品
・MIN
指定したカラムの値の最小値を取得(NULLは除く)
使用例1:売上個数の最小値を取得
SELECT MAX(売上個数) FROM 商品テーブル
使用例2:商品別の売上個数の最小値を取得
SELECT 商品, MAX(売上個数) FROM 商品テーブル GROUP BY 商品