タイトルの通り私が携わっている建築業界も来年の四月からいよいよ三六協定がスタートします。
この協定が始まることによって大きく懸念されるのは残業時間が大幅にカットされることによる工事の進捗状況の変化。
決められた労働時間内に建物を完成させなければならない場合、求められるのはスピードになりますよね。
スピードを上げれば制度は下がる。
仕事が早く制度も維持できるのは数少ない腕のいい職人さんぐらいです。
そんな超人が果たして何人存在するのか。
それだけではありません。
我々のような月単位でお給料を契約してる人なら、働く時間や日数が減っても月にもらうお金は変わらないかもしれませんが、職人さんの多くは日給月給がほとんどなのです。
その方たちは一週間のうち土曜日も働く日数に含まれているわけですよ。
それがやれ残業減らせだの土日休みにしろだの言われても、じゃあその分の給料は誰が補填してくれるの?って話になるわけですよ。
まあそれでも過労死は防げるじゃんというかもしれませんが収入が減ることも大げさに言えば死につながるわけですよ。
そういったことも加味したうえでの三六協定の改善を考えていただきたいと思っている、今日この頃でございます。
暑い日が続きますが熱中症には「くれぐれも注意してこの夏をの切りましょう。