一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

今回もweb3.0についてwebで勉強したことを記載していきます。

前回はweb3.0(web3)領域のおもなトレンド技術は以下の4つであることをサイトから知りました。
・DeFi
・メタバース
・NFT
・SocialToken

この4つについてそれぞれ記載します。

▼DeFi
web3.0(web3)領域のトレンド技術のひとつが「DeFi」です。
DeFiは「Decentralized Finance」の略称で、日本語に訳すと「分散型金融」となります。
大きな特徴として、銀行や証券会社、仮想通貨取引所などの中央管理者が存在しなくても、金融資産の取引が可能です。
たとえば、国内の仮想通貨取引所を利用すると「入出金に時間がかかる」「手数料が比較的高い」などのデメリットがあります。
これは、国内の仮想通貨取引所が中央集権的な仕組みになっているからです。
しかし、DeFiはブロックチェーンの技術を用いて取引記録をユーザー同士が管理するため、中央管理者を介す必要がありません。
そのため、入出金にかかる時間が短く、手数料も安くなります。
また、海外の金融商品に投資する場合、日本の金融機関で口座を開設し、さらに日本円を投資先の国の通貨に交換する必要があります。
DeFiでは、自身の通貨を管理する「ウォレット」をスマホ1台で開設でき、すぐに海外の金融商品に投資することが可能です。

▼メタバース
メタバースは、英語のMeta(超越)とUniverse(宇宙)を組み合わせた造語でインターネット上に構築された仮想空間のことです。
メタバースの定義を一言で表すのは難しいですが、VRゴーグルをかけて、バーチャル空間でコミュニケーションをしたり、ゲームをしたりしているところをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
2021年10月Facebook社がMetaへ社名を変更し、メタバース事業に積極的に投資していくとマーク・ザッカーバーグが発表したことで、メタバースという言葉を広く知るきっかけとなりました。
バーチャル空間というとゲームのイメージが強いかもしれませんが、バーチャル空間上の美術館でデジタルアート作品を展示したり、アーティストがライブをしたり、アパレルブランドがショップを展開していたりなど、経済圏としても急速に成長しています。
今後、VRゴーグルが軽量化されたり、通信技術が高速化されたりなど、現状の課題がクリアになることで、メタバース上で1日のほとんどを過ごし、そこで生計を立てている人も出てくると言われています。

▼NFT
NFTは「Non Fungible Token」の略称で、日本語に訳すと「非代替性トークン」という意味です。
これまでは、デジタルデータ作品は複製、改ざんが簡単にできていました。
しかし、ブロックチェーンの技術を活用することで、デジタルデータであっても複製ではない本物であることが証明できます。
実際の商品にもシリアルナンバーを記載することで、世界に100個しかないうちの1個であることを証明することができますが、それのデジタル版だとイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
また、ブロックチェーン上では過去の取引データの記録がすべて残ります。そのため、過去に有名人が所有していたことがわかり、価値が上がるなんてこともあります。
毎回の取引で発生した利益の数%を制作者に還元するというルールを設定することも可能です。
これにより、作品の価値が上がることで、制作者にも利益が還元される仕組みを作ることができるのです。

▼SocialToken
SocialToken(ソーシャルトークン)とは、特定のコミュニティで使用できる独自のデジタル通貨(トークン)のことです。
トークンを所有することで、そのコミュニティの限定イベントに参加できたり、イベント企画に参加できたりするなどの特典を得ることができます。
国内の事例として、Jリーグの湘南ベルマーレでは、国内のプロスポーツチームとしてファン向けのSocialTokenを初導入しました。
湘南ベルマーレのSocialTokenを購入すると、次のような権利を保有できます。

サポーター投票企画の参加権
限定イベントの抽選応募の権利
オリジナルグッズの抽選応募の権利

また、プロバスケットボールチームの仙台89ERSは、限定イベントやオリジナルグッズへの抽選応募の権利以外に、トークン発行型ファンディングも導入しました。
トークン発行型ファンディングで集まった費用は、子供向けに行われるプロ仕様体験試合やチームの運営資金に充てられています。

トレンドもすごく面白いですね!
メタバースについては、個人的には映画のレディプレイヤーワンを想像するとわかりやすかったです。

次回はweb3.0の抱える課題について勉強していきます。

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岡原 匡史

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