一般社団法人 全国個人事業主支援協会

COLUMN コラム

ご覧いただきありがとうございます。
今回は原価率と利益率について、ご紹介させていただきたいと思います。
個人事業主になられたばかりの方や、意外と知らない方もいるようで参考になれば幸いです。

原価率というのは商品の原価を全体の売上額に対してどの程度占めるかを示す指標です。
原価率は企業の生産性や利益率と密接に関連しており、原価率を下げることで利益率を上げることができます。

例えば、ポーチの原価が1000円で、売価が1500円の場合、原価率はこのように計算されます。

原価率 = (原価 ÷ 売価) × 100
原価率 = (1000 ÷ 1500) × 100
原価率 = 66.67%

この場合、ポーチの原価は販売価格の66.67%に相当するため、原価率は66.67%となります。

一方、利益率は売上額から原価を差し引いた利益を売上額で割ったもので、経営に欠かせない指標です。
利益率が高いほど、収益性が高いと言えます。

同じ条件で、売上額と利益率は以下のように計算されます。

売上額 = 1500円
利益 = 1500円 – 1000円 = 500円
利益率 = (利益 ÷ 売上額) × 100
利益率 = (500 ÷ 1500) × 100
利益率 = 33.33%

この場合、ポーチの利益は500円、利益率は33.33%となります。
売価から原価を差し引いた500円が利益となっており、利益率は33.33%であるということです。

利益のみを意識する人たちが多いようで、原価率も頭に入れておくことで経営に役に立つかと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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