ポルトガル語はユーラシア・南米・アフリカの3大陸で使用されておりますが、言語のバリエーション(言語変種)は大まかに欧州ポルトガル語と南米(ブラジル)ポルトガル語の2つに分かれます。ブラジル以外では、通常、欧州ポルトガル語寄りの表記や表現が一般的です。しかし、ポルトガル語圏の正書法を統一する目的で、1990年にポルトガル語諸国共同体(CPLP)加盟国は新しい正書法(novo acordo ortográfico)の導入に合意しました。とはいえ、今でもブラジル・ポルトガル・カーボヴェルデの3か国以外では以前の正書法がまだ使用されているのが状況です。欧州ポルトガル語(pt-PT)に対して、ブラジル・ポルトガル語(pt-BR)は伯語とも呼ばれることがあります。